メインテナンス

当院では「メインテナンス」を非常に重要な位置づけに置いています

埼玉県和光市和光市駅前にある当院では、せっかくのインプラントを長持ちさせて、長期的に健康な食事をして頂けるようにするためにも、インプラントの「メインテナンス」を非常に重要視しています。

インプラントにメインテナンスが必要な理由

インプラントでは、まずインプラントそのものが「人工物」であること。また、インプラント体を顎の骨に埋入しており、そのインプラントは「体の内部である顎の骨」から「体の外に面している口腔内」に出ていることになります。つまりインプラントは外部の環境からの影響を受けそれを内部にまで伝え続けることになります。これらのことからもインプラントを、トラブルなく長持ちさせるためには、天然の歯と同じように、プラークコントロールが必須になりますし、咬合力のコントロールも大切になります。
そのため、「定期的」に歯科医院でインプラントの「メインテナンス」を受ける必要があります。
インプラントのメインテナンスでは、インプラント周囲の軟組織や天然歯の歯周組織の健康状態の確認、口腔清掃状態の確認、インプラントや被せ物などに異常が無いかの確認、咬み合わせの状態の確認などを行い、異常があった場合は早期に対応して病状の進行を阻止したり制御することを目的としています。

インプラントメインテナンスの内容

インプラント周囲組織に対するメインテナンス

プラークコントロールの確認

ご自身で行うセルフケアにより、しっかりとインプラントやその周囲のプラークコントロールがなされているかを確認し、MPIにて評価します。※MPI= Marginal Plaque Index = 歯肉に隣接した部位にプラークが見られる部位の割合

歯周病の有無の確認

プロービング(歯周ポケットの深さの確認)を行い、歯周病の有無や骨の状態、また、出血の有無、排膿の有無を確認します。また、インプラントに動揺が無いかも確認します。

エックス線検査

インプラントの周りの顎の骨が吸収されていないかなどを確認します。

その他

その他、必要に応じて細菌検査なども行います。

アバットメントや被せ物など上部構造に対するメインテナンス

スクリューの緩みの有無・破折の有無の確認

咬む力の強い場合や歯ぎしりなどがある場合には、特にスクリューの緩みや、破折などが起こる可能性があるため、確認が必要になります。

被せ物に欠けが無いかの確認

咬む力の強い場合や歯ぎしりなどがある場合には、特に被せ物に欠けが生じる場合があるため、確認が必要になります。

対合歯や隣接歯の状態確認

インプラントの対合歯や隣接歯に問題が出ていないかを確認します。

その他

その他、上部構造の連結部分などにプラークが入り込んでいないかなども合わせて確認します。

インプラントと他の天然歯も含めたクリーニング

インプラントに付着したプラークや歯石は、天然の歯の時にも使用する「超音波スケーラー」という器具などを使用して除去します。

メインテナンスの間隔について

歯科医院にメインテナンスに通う間隔は、プラークコントロールのしっかりできている患者様や、インプラント・上部構造・周囲組織に問題のない患者様の場合、一般的に4~6カ月に1回の間隔がよいとされています。ただし、それらの状態に問題がある場合には、1~3カ月に1回の間隔という具合に、お一人おひとりの状態に合わせて間隔を設定いたします。