リスクと副作用について

一般的に考えられるリスクと副作用について

医療ガイドラインについて

医療ガイドラインでは、ホームページ上においても、自由診療の料金だけでなく、リスクと副作用について明記することとなっております。歯科医師として一度も経験の無いようなものもありますが、あくまでリスクと副作用として「考えられるもの」について表記しております。

インプラント

  • インプラントは、健康保険適用外の100%自己負担(自由診療)となるため、健康保険適用の治療と比べ治療費が高額となります。
  • インプラントは、インプラントをあごの骨に埋入する外科手術が必要となります。
  • インプラントは、術後の腫れ・痛みを伴うことがあります。その時のために痛み止めや抗生剤をお出ししております。これは一時的なもので多くの場合2~3日で治まります。
  • インプラントは、人により骨造成などの手術が別途必要となることがあります。その場合、別途手術費用がかかります。また骨造成治療後、骨ががしっかりと作られるまで3~6ヶ月間の治癒期間が必要です。骨造成が必要となる場合、インプラントがすぐに埋入できないことがあります。
  • インプラントは、歯周病のある方、心疾患、骨粗鬆症等、内科的な疾患のある方は、適さないケースもあります。また普段服薬しているお薬等も治療に影響する事があります。
  • インプラントは、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病の発生リスクの高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態の悪い方や、あごの骨が足りない方、喫煙者の方は、すぐに治療開始できない事があります。
  • インプラントは、非常にまれですが、血管損傷・神経麻痺のリスクが伴います。ただし、インプラント手術の検査や計画を入念に行うことでこのトラブルを回避できます。
  • インプラントでは、上顎にインプラントを埋入する際は、上顎洞膜を破る可能性があります。その場合、他に埋めることが可能な場所を検討します。手術後に抗生剤を服用する事で感染予防をし、膜が自然にふさがるまで治癒を待ちます。
  • インプラントでは、お身体の状態や細菌感染により、術後インプラントが骨と結合しない場合があります。この場合、原因を取り除いてご希望により再治療を行います。
  • インプラントでは、口腔内の衛生状態が悪い方、歯ぎしり、くいしばりの強い方はインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)を引き起こす可能性があります。日ごろから丁寧なメインテナンスが必要となり、咬合調整やナイトガード(マウスピース)の装着も必要になる場合があります。
  • インプラントは、骨の成長途中になるお子様や、妊婦の方は受けられません。

セラミック

  • セラミック治療は、健康保険適用外の100%自己負担(自由診療)となるため、健康保険適用の治療と比べ治療費が高額となります。
  • セラミックの種類によっては、強い歯ぎしりや噛みしめにより、破損させてしまう場合があります。
  • ジルコニア自体が割れてしまうのではなく、表面を覆っているポーセレンというセラミックが割れてしまうことのほうが多くあります。
  • メタルボンドの場合は、歯と歯茎の境が黒く変色(ブラックマージン)してしまうことがあります。

静脈内鎮静法

  • 歯科治療より優先して治療する必要がある全身疾患のある方、妊娠中の方などには実施できません。
  • 稀にめまいや吐き気を伴う可能性がございます。
  • 万一、治療中に嘔吐をしてしまった際に気管にはいりこんでしまうと危険なのでお食事は原則4時間前くらいから控えるようにしてください。
  • 治療後に眠気が残ったり、ふらつくことがあるので自動車や自転車でのご来院はお控えください。