ブラジルザイゴマインプラント埋入研修

2023年11月にブラジルサンパウロまでザイゴマインプラントを埋入しに行きました。
羽田からイギリス・ロンドンを経由して地球の反対側ブラジル・サンパウロまで往復48時間かけて研修に行ってきました。すでに大阪・名古屋・東京でザイゴマインプラントを施術されている先生も参加されており、それぞれの地域でのインプラント治療第一人者との情報交換も行えて、とても有意義な研修となりました。

当院ではAll-on-4(オールオン4)の治療はたびたび行っておりますが、上顎骨が極度に委縮・吸収したケースの場合はザイゴマインプラントによる治療を行わなければなりません。今回ブラジルの大学病院の付属の病院施設にて地元の口腔外科の教授の指導・立ち合いの元実際の患者様に執刀させていただきました。ザイゴマインプラントはインプラントの症例を数多く経験し、その中でもサイナスリフト・骨造成・All-on-4(オールオン4)などの難症例も数多くこなしていかないと行うことが出来ないインプラント治療の術式となります。

ザイゴマインプラント治療は外科手術だけでなく、補綴の知識も合わせた総合的な技術・能力が必要になります。さらには多くの機材の必要性・インプラント専用オペ室が完備されていることなどから医院の規模が大きくなければできない治療となります。ザイゴマインプラントについてはもちろんメリット・デメリットもあり適応症であればすべてにおいて手ばなしでお勧めできる治療方法ではありませんが、当院ではAll-on-4治療を希望される患者様へどんなケースでも治療が出来るようになれるように今後も研鑽を続けていきます。

日本人歯科医師チーム

左からザイゴマインプラントの第一人者・大阪の芳本先生、都内で随一の大規模歯科医院を経営されている松原先生、私、愛知県でAll-on-4治療を数多く手掛ける近藤先生、海外研修の際はいつも懇意にしていただきご一緒させていただいている神奈川の平井先生です。

地元の口腔外科の教授による指導

現地で手術の立ち会いについていただいたロッシ教授と助手のディアゴ先生。

オペの様子

今回、ザイゴマインプラントを2ケース執刀させてもらいました。

3日間の研修を終えて

インプラント手術の執刀と見学を3日間みっちり行いました。慣れない設備の中、現地のスタッフの方々のご協力のおかげで充実した3日間の研修となりました。

現地の子供たちと

現地のこどもたちとも触れ合うことが出来ました。ブラジルの子供たちは日本人に対してとても友好的でした。

サンパウロ国際空港にて

左から柳さん、平井先生、淺井先生。
現地でのポルトガル語および英語での通訳を柳さんに担当していただきました。国際経験も豊富で専門用語での通訳もしっかりとしていただき現地でのコミュニケーションは困ることはありませんでした。また、インプラント治療についていつも多くの知識と経験を教えてもらっている恩師の淺井先生・平井先生にも感謝です。

 

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